こんばんは、戸野大信です。本日は早速本題へ。
来月から京都での個展が始まります!デザインフェスタからあっという間に時が過ぎてしまいました。日々に追われながら水面下で淡々と準備を進めています!
会場は京都三条の「ART GALLERY KITANO」さんです。
これまで個展をしてきた会場とは異なり、会場を借りる前に審査がありました。僕にとっては初めての経験で、作品のポートフォリオを引っ提げてドキドキしながらギャラリーに伺いました。
こちらのギャラリーの何が素敵かというと、三条通の人通りに面したガラス張りの作りになっていているところ。新しいお店や行ったことのない場所に入って行くのは結構勇気が必要です。ふらっと通りかかった方ならなおさらです。そんな時に中の様子が道路を挟んだ反対側からでも分かるのがとっても嬉しいところです。
今回は新しい人との出会いを求めてこちらの場所に決めました。会期中にどんな出会いがあるか既に楽しみです!!
そんなART GALLERY KITANOさんは三条駅から鴨川に掛かる三条大橋を渡ります。橋や鴨川沿いの景色を眺めていると「京都らしさ」を感じます。足を進めるに連れてお店や人で賑わっていきます。駅から会場までは徒歩4分。夏の暑さも苦にならない立地の良い場所です。
そんな「夏の暑さ」と個展が何かいい感じに結び付かないかなと考えた結果、「そうだ、扇子だ!」という答えに行きつきました。といってもまだ現物は手元に無くてイメージにはなりますが、こんな感じです。
7月末といえばもう真夏!めちゃくちゃ暑いです。そんな中個展に来ていただくので実用的に、というか直ぐに涼しくなる扇子って良いなと思っています。お帰りの際と言わずなんなら扇子で扇ぎながら作品たちを見ていただくのも季節感があって良いなと思ったり。1人で妄想を膨らませています。詳細はまたブログで投稿するのでチェックしてみてください!!
今回の個展のテーマは、「言葉と愛」です。先日の投稿で「やっぱりいろんなことって愛で繋がっているな」という話をしました。
いやあ、愛なんですよ。僕が考える「愛」は「人の想い」です。よく人は1人では生きていけないと言いますが、本当にその通りで完全に自給自足で生きていける人なんて存在しません。必ずどこかの誰かと繋がっています。それはもちろんそうなんですが、もっともっと身近なところで「自分たちの日々」に焦点を当てています。
僕はこれまでの経験もあり「縁」を大切にしています。すべての出会いやものが縁になるというわけではなく、それらを深く観て選んだものが縁だと思っています。
自身の28年間の人生を振り返ってみると、人との出会いや自分の選択によって今の自分があって、もしも誰かに会っていなかったり自分の選択が違っていたら今とは異なる人生になっていたはずです。このことを「縁」だと思っています。
じゃあこの縁ってなんなのかをもっともっと深く考えてみました。こんなふうに同じことをずうっと考えていると毎回新しい発見をします。新しい本を読んでみたり、これまでスルーしていた楽曲を聴いてみたりします。そんなことを繰り返しているうちに「あー。なるほどね!」みたいな感じで自分の中でしっくりくる瞬間があります。
それが、「縁って結局誰かの愛なんだな」という感覚です。それは相手から自分に向いて注がれている時もあれば、物に対しての場合もあります。愛を持って接してくれた人を人生の恩人だと感じたり、愛情を込めて造られたものを所有したり。僕たちが大切に想う人やものには愛があったんだなって、だから自分でも大切にしたいと思うんだろうなと。
でも個展のテーマは「愛」ではなく「愛と言葉」にしました。愛というとなんとなくハッピーで温かく美しいイメージがあるかと思います。でもそれだけじゃないんです。愛はあくまで人も想いの部分であってそれを表現するのが「言葉」であったり行動です。
だから表に出せないような「愛」も人それぞれあるんだと思います。愛情だと思っているものが自分の我儘なんじゃないか、とかね。前回の個展「生きる」で書いた愛の作品はまさにそんな想いが詰まっていました。
決してひと通りではない「愛」。いろいろな角度から愛と言葉たちを表現しています。(作品はまだ仕上がっていません、、、。)墨と和紙の色合いをベースに作品を制作しています。これまでの個展の中で1番温かく優しい雰囲気の会場になってくると思います。ぜひ会場でご覧になっていただければと思います。
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