こんばんは、戸野大信です。
7月24〜29日まで開催していた個展「言葉と愛」が無事に終了しました。今日はその反省会と今後の展望についてです。
よければ最後までお付き合いください。
まずは良かった点から。
今回の会場は京都の三条通の角に面していて人通りが抜群に良いことと、海外の方がたくさんいらっしゃるという点がポイントでした。新しい出会いを求めてこの会場を選びました。
自分の手応えとしては、「海外の人にもちゃんと作品が響いている」という感覚でした。海外の方の反応ははっきりとしていて、良いと思った作品に対してはめちゃめちゃ褒めてくれます。「これめっちゃいいね!!!」みたいな感じで。ダイレクトに良いと言ってくれることは作者としては本当に嬉しいことです。
そしてそして。活動を始めて5年目を迎え、始めて海外の方に作品を購入していただきました!これは本当に自分にとって大きな実りです。「帰ったら作品を飾った写真を送るね」と言ってくれたので楽しみに待っています。ちゃんと自分の作品が通用するという実感を持てました。
次は、「アートギャラリー北野」さんで個展ができたことです。
事前審査があるという初めてのギャラリーでの個展でした。会場の雰囲気もさることながらオーナーの方の温かいお人柄に触れ、たくさんのことを教えていただきました。今後の活動にむけて勉強になりました。
それでですね、こちらのギャラリーの方に教えていただいた本がめちゃくちゃ良い本でして。良い本というのは「僕が欲しいと思っていた情報が詰まっていた」ということです。どこにも所属せず、個展を中心に活動をするということは簡単なことでは在りません。お金という部分も大きく影響してきます。それらを踏まえてどのように活動を続けていくのかという点が本のテーマでした。
結論、「めっちゃ個展をする!」に尽きる!!!
作品のクオリティは当然保たれているという大暫定の元で、年間10〜13回個展を開催する。仮に作品を購入してくれる人が0.1%だとすると、1000人が会場の前を通ってそのうち100人が中に入ってきてくれて、1人が作品を購入する人がいるというイメージです。
ということは、作品のクオリティにちゃんと自信があるなら回数をこなしていけ!ということです。これが個展を中心に個人で活動していく方法の答えなんじゃないかと思っています。これを自分の活動の中で体現していきます!!
と言ってもギャラリーというのは基本的に様々な作家さんの予約で埋まっているので、すぐにガンガン個展ができるということではないのですが。着実に年間の個展回数を増やしていきます。
ここでちょっと内情のお話を。
ギャラリーはそれぞれの方針にもよりますが、使用料を「先払い」もしくは「一部先払い、残りを会期までに振り込み」のところが多いです。ということは年間にたくさん個展をするためには会場の仮押さえだけでもなかなかまとまったお金が必要になってきます。(ちなみに今回の個展の会場使用料は13万円でした。良心的な値段です。)
その費用を捻出するためにも「クラウドファンディング」の活用と「費用を抑える工夫」が必要です。
「費用を抑える」ことに関しては作品のクオリティを担保することが条件にはなってきますが、5年目を迎えた今段々と上手になってきています。(1回の個展でものすごい額を使ってしまったこともありました。これもやってみないとわからない、勉強です。)
「クラウドファンディング」に関しては、まだまだ初心者で勉強中です。こちらは個展を開催せずに人と出会える、個展への前段階という感覚でいます。まだまだ無名なので、様々な機会から「書道家 戸野大信」を知ってもらってその後に繋がっていけばと考えています。クラウドファンディングに挑戦した際はご支援をいただけると嬉しいです。
それでは今日はこのへんで。