こんばんは、戸野大信です。個展でしっかりエネルギーを搾り取られたのに、すでにリバウンドしています。今日もご飯が美味しいです。
◯個展の反省会
さて本日は個展以外の活動についてです。
昨年五條市新町で開催した個展からご縁があって、小学生を対象とした「書道講体験座」を担当させていただきました。
ちょっとだけ脱線させてください。書道家として活動を始める前は本気で「高校の書道の教員」を目指していました。そのために奈良教育大学という教員免許を取得できる大学で1〜4回生までそれはそれはガッツリと書道を学びました。
常勤講師として教育現場に入ったものの、自分の中で許せない想いが元となって教員の道は諦めました。でもどこかで続けたかったという気持ちがあって、というよりは「授業」という空間が好きなんだと今回の講座を通して感じました。授業は準備はもちろんのこと、流れを作る意味でのパフォーマンス、観察力、対応力などなど色々な力が必要です。
その中でも自分が楽しんでいるのは、「相手の反応を見て進めていく」ところです。書くのが早い人もいれば、こだわりがあって時間がかかる人も、ちょっと飽きちゃった人も。その中で全体の進捗具合を見ながら全体に対して声をかけるのか、数人だけにするのか、一旦手を止めて前を向かせるのか。みたいな感じで「授業」って奥が深いんです。
これらをぜーんぶ含めてとってもとっても楽しかったです!
ようやく話を戻します。
講座の内容は、「色墨を使ってオリジナル作品を作る」にしました。まず何より参加してくれた子どもたちに楽しんでもらうことが第一。帰る時に「楽しかったな」「書道って面白いかもしれない」と思ってもらえれば何よりです。
講座を通して子どもたちの自由な発想が本当に良くて!!僕は褒めはするけど嘘で褒めることは絶対にしないので、「良いやん!」って言っている時は本当にいいと思っています。(あれ、みんなそれが普通ですか?笑)
言葉通り「十人十色」の作品が出来上がりました。写真を載せることはできませんが、素敵な作品が出来上がっていました。僕の創作意欲も掻き立てられました!!
自分にとっては貴重で良い経験になりました。