今回の漢字は「春」
春を書く際のポイントを解説しています!
筆を使って書いていますが、文字の形はたとえ鉛筆あってもボールペンであっても共通です。
むしろ筆のように点画の始まりや終わりを意識して書くことで、ぐっと文字の雰囲気が綺麗になっていきます。ぜひ実践してみてください!
About me
書道家 戸野大信
2020年より書道家として活動を始め、作品を通して言葉の持つ力と
その奥に在る愛を表現し、個展にて作品を発表しています。
通算20点以上の作品をお客様にお求め頂いております。
1996年奈良県生まれ
奈良教育大学伝統文化教育専攻書道教育専修 卒業
~受賞歴~
第23回全日本高校・大学生書道展「書道展大賞(漢字)」
「書道展賞(篆刻)」【(株)日本書芸院・読売新聞社】

八の字を目指すべし!
最初の横画3本。これを「八の字」のように裾広がりに書きましょう。
そのためには必ず3本目の横画を1・2画目よりも長くします。1・2画目は心持ち短めに書くと良いですよ!
払いを長くするべし!
「春」には右払いと左払いの両方が登場します。この2つ、特に右払いで苦戦する人も多いかと思います。払いを綺麗に書くの、難しいですよね。
漢字を書く際のポイントは、「長くする線・画は1本まで」というルールを前回の「星」でも解説しました。

「春」は少し例外で、長くする点画は右払いと左払いです。
この両方が3画目よりも長くなるように心がけましょう!!
左右で差をつけるべし!
まだまだ払いについてのポイントが続きます。
「春」を書く場合には左払いよりも右払いが下に来るように書きます。
空間を広げるべし!
このように1画目と2画目の間に隙間が空いています。ここをわざとくっつけないことによって文字の中の余白が広がってゆとりのある落ち着いた雰囲気になります。
穴が空いているのでそこから空気がたくさん入ってくるようなイメージです!(この例え伝わりにくいかな、、、)
ただし空け過ぎは注意です!!
まとめ
以上が「春」を書く際の基本的なポイントです。
これらのポイントを押さえると、「整った文字」を書くことができるようになります。千里の道もまずは一歩から。地道に積み重ねていきましょう!!
