どうも、書道家の戸野大信です。
個展「春をみつめて」を先日終えました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!会場の様子を何枚か↓
さて、今回の個展では「自分の立ち位置とこれからの戦い方」を学びました。本日はちょっと踏み込んだ内容になっていますので、よければお付き合いください。
まずは、自分の立ち位置が明確に見えたというお話です。
今回の会場で個展をするのは4回目だったのですが、来場者は過去最少でした。これには2つ理由があると思っていて、ひとつはもう始めたての応援しろが残っていないということです。
個展をするようになって初めの頃は、新しいことをする人を応援したいという気持ちや目新しいものを見てみたいという理由でお客さんが来てくれていました。その効果に期待して活動をすることはできないということです。とりわけ既に僕のことを知ってくれている方にとって、予定をしっかり開けてでも行きたい人にならないといけません。
もうひとつは戸野大信という人物そのものの魅力が伝わっていないです。これについて家族と反省会をしていて見えてきたことは、まだまだ綺麗な部分だけしか表現・発信できていないのではという問題です。
ちゃんと作品に対する想いや物事に対する考えを持って表現をしているのに、それがお客さんに伝わっていない。これは個展だけの話ではなくて、InstagramなどのSNSやブログも同じです。作品の説明などで解説をしていても、作者である自身の体験や考えが見えないことに問題があると思っています。
というのも、僕自身の物事の見方としてはプラスでハッピーで楽観的というよりは、マイナスで一歩引いたところから物事を観ています。自分の経験上さまざまなことに対してある種の諦めみたいなものがあって、それでも希望はあるよねというのが作品の中で表現しているメッセージだったりします。
自分の感覚としてはこのことを含めて発信してきたつもりでしたが、まだまだ足りていませんでした。僕たちが生きているそれぞれの人生には挫折も困難も失っていくものも多々ありますが、そんな道を歩んでいく少しの勇気に僕自身の経験や作品たちが成れればと思っています。
試行錯誤しながらやってみます!
with love