「竜」〜知って面白い漢字の成り立ち講座〜

書道

 

今日の漢字は「竜」

今年の干支「辰」ですが漢字が違いますね。調べてみると辰は「十干十二支」の十二支から来ているようです。詳しく調べたわけではないので脱線はこれくらいにしておきます。笑

竜は甲骨文字(こうこつもじ)で書くとこんな感じで可愛らしい形をしています!

まさに私たちが想像する竜の形ですね。甲骨文字についてはこちらの記事を読んでみてください。↓

5分でわかる漢字の成り立ち!始まりは中国の伝説!?
こんにちは、戸野です。 私のプロフィールはこちらから↓ 今回は、漢字の成り立ちについて。 普段使っている「漢字」ってどうやって生まれたの? ...

 

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「竜」は象形文字

竜の字は、頭に冠飾りをつけた蛇身の獣の形です。「たつ、りゅう」の意味に用い、古代の伝説上の不可思議な力を備えた動物のことをさします。

冠飾りのついた生き物は他にもいます。その例が「鳳」や「虎」です。これは四霊にも登場するもので、南方の朱雀(鳳のこと)・西方の白虎・東方の青龍・北方の玄武として知られています。

こうしてみると私たちの生活にも結構空想上の生き物が用いられていますね!

 

「竜」はどのような存在だったのか

竜とは、竜を使うシャーマンがいて、竜を用いて呪的儀礼を行うことがありました。甲骨文字・金文には龔(きょう)という文字があり、これは両手で竜を捧げている形です。

また竜は洪水神という神様としての側面もありました。中国の水系の神様は下半身が竜や蛇のようになっているものが多いです。

 

竜の形がモチーフになっている漢字をいくつか紹介します。

例えば、「雲」は元の字は「云」にあたります。この字は雲の流れる下に竜の捲いている尾があらわれています。

 

「旬」は尾を巻いた竜の形。

 

「虹」は弓形の両端に両頭をもつ竜の形が表されています。

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか。竜にまつわる漢字は調べてみるとたくさんあります。意外な漢字もあったのではないですか!?水が関係する事柄では「竜」がたびたびモチーフになっていることも納得です。

辰年のこの一年が素敵な年になればと願います。

 

◯参考文献

・新訂字統 著者 白川静

・常用字解 著者 白川静