書道家の戸野大信です。ブログのプロフィールに上手くサイトのURLが表示されなくて、諦めましたところであります。わからんものはわからん!前向きにいきましょいう!
さて、先日のブログで今年は11月に個展をしますと言うておりましたが早速予定を増やしました。3月にも個展を開催することになりました。
場所は五條市ではお馴染みの新町の大野屋さんです。
個展のテーマは、「春をみつめて」にしました。
ここからは真面目な話を。最近、「人生とは儚いな」と感じています。まず何歳まで生きていられるかはわからない。僕たちは当たり前に明日を考えて想像して眠りに着きます。ですがそもそも、目が覚めるということそのものがものすごい奇跡の結晶なのです。私の大切な人たちは眠りから醒めることなく人生を終えました。それが幸せかどうかは窺い知れるところではありません。
では果たして命が終わるときだけが悲しいものかというと、そうではないです。僕自身は健康ですが、今は正岡子規の句が心に沁みます。
目の前に広がる春を、移りゆく季節をただ窓越しに見ているだけの自分を想像した時、それに耐え得るような心を僕は持っていません。それがどれほど辛く苦しいことか。
行きたい場所へ行けるということ、快く誰かと会えること、忙しく過ぎていくこの日常さえもが失い難いものだということです。それだけ僕たちは小さな幸せ・当たり前に感じる幸せに囲まれて生きています。
少しでも後悔のないよう生きていきたいと思うのは人間の業かもしれません。もちろん僕も欲の塊です。少しでも幸せに生きていきたいと思います。幸せを感じて生きていきたいと思います。
そしてあなたにも幸せを感じて生きてほしい。
幸せを得るのではなく、自分たちのそばにいる幸せを見つけて感じて生きていきたい。そう思います。
あなたの小さな幸せに光を注ぐ作品たちとともにお待ちしております。ぜひご来場くださいませ。