書道家 戸野大信の個展 2025年3月20日(木・祝)~23日(日)詳細はこちらから↓

About me
書道家 戸野大信
2020年より書道家として活動を始め、作品を通して言葉の持つ力と
その奥に在る愛を表現し、個展にて作品を発表しています。
通算20点以上の作品をお客様にお求め頂いております。
1996年奈良県生まれ
奈良教育大学伝統文化教育専攻書道教育専修 卒業
~受賞歴~
第23回全日本高校・大学生書道展「書道展大賞(漢字)」
「書道展賞(篆刻)」【(株)日本書芸院・読売新聞社】
今回の文字は「星」
星を書く際のポイントを解説していきます!
筆を使って書いていますが、文字の形はたとえ鉛筆あってもボールペンであっても共通です。
むしろ筆のように点画の始まりや終わりを意識して書くことで、ぐっと文字の雰囲気が綺麗になっていきます。ぜひ実践してみてください!
台形を目指すべし!
星を書く際に意識したいのは台形です。
星は分解すると、「日」と「生」に分けることができます。これをさらにブロックで分けてみるとこうなります。
図形にしてみると分かりやすいですね!明らかに「生」の方が横幅が広いことがわかると思います。
この漢字に限らず上下に組み合わさった漢字は、下部の横幅を意識して台形になるように心がけましょう!
長い線は1本にするべし!
文字を書く際の鉄則として、縦や横に伸ばす点画は1本に絞ることが「基本のき」です。
この字の場合は、必ず最終画の横画を1番長くします!
ここでちょっと上級編のポイントを。
星の漢字では横画が6本登場します。これら全ての角度を少しずつ変化させることで文字の中に動きが生まれます!
これがなかなか難しいのですがトライしてみてください!!
隙間を空けるべし!
それではここで今一度こちらの画像ををご覧ください↓
お気づきになったでしょうか!?
実は全ての点画をしっかりくっつけて書いているわけではないのです。
このように1画目と2画目の間に隙間が空いています。ここをわざとくっつけないことによって文字の中の余白が広がってゆとりのある落ち着いた雰囲気になります。
穴が空いているのでそこから空気がたくさん入ってくるようなイメージです!(この例え伝わりにくいかな、、、)
まとめ
以上が「星」を書く際の基本的なポイントです。
これらのポイントを押さえると、「整った文字」を書くことができるようになります。千里の道もまずは一歩から。地道に積み重ねていきましょう!!

