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上手い字、綺麗な字とは!?

〇〇はこう書く!

 

みなさんなんとなく、「字が綺麗に書けたらいいな」と思っていませんか?

・いざという時に書かなければいけないけど、自分の字に自信がない

・どう練習していいかわからない

・習字はやっていたが、日頃の字を綺麗に書けない

といった声を職業柄よく耳にします。

 

これにはみなさんが文字を上手く書けるようにならない理由があります。

まず初めにもともこもないことを言いますが、字を上手に書けるようになるには練習が必要です。

 

「それなら自分なんて無理じゃん」と思われた方。

 

ここから先の内容で少し希望が見えてきますので安心してください。

練習は必要ですが、必ず文字は上達します!

 

About me

書道家 戸野大信

2020年より書道家として活動を始め、作品を通して言葉の持つ力と

その奥に在る愛を表現し、個展にて作品を発表しています。

通算20点以上の作品をお客様にお求め頂いております。

1996年奈良県生まれ

奈良教育大学伝統文化教育専攻書道教育専修 卒業

~受賞歴~

第23回全日本高校・大学生書道展「書道展大賞(漢字)」

「書道展賞(篆刻)」【(株)日本書芸院・読売新聞社】

 

内容に入る前にお知らせをさせてください。

私書道家戸野大信は2025年3月20日(木・祝)~23日(日)に自身8回目となる個展を開催します。詳細は↓からご覧になっていただけますので、ご興味のある方はぜひ!

個展情報
2025年3月20日(木)〜23日(日)10:00~17:00 (最終日のみ15時まで)起業家支援施設大野屋にて五條市新町2丁目5番12号活動の様子はブログ ウチの父ちゃんは「書道家」からご覧になっていただけます。

 

そもそも上手い字とは?

まず初めに「文字を上手に書ける」ということを整理していきます。

まずは頭の中で今まで見てきた字の上手い人の文字を思い浮かべてみましょう。

いかがですか?なかなか具体的にどこがどういう風に上手い・綺麗だと連想することは難しいのではないでしょうか。これが実に大切なポイントです。

 

私たちは文字が上手いことをなんとなく定義しているのです。

形が綺麗なのか・線が綺麗なのか・迫力があるのか・筆で書けるからなのか、、、。

 

私が思うに字が上手いとは、「バランスの整った字が書けること」だと思います。その整った文字を筆を使っていたりスラスラっと崩して書いていることで、より印象がよくなります。

しっかりとした文字のバランスを理解して練習することで、整った文字を誰でも書けるようになります。

本当に誰でも!

 

誰でも上達する

そうは言っても、「いや、そんなこと言ってもどうせ元々才能があったんでしょ」と思う方の方が多いかもしれません。

実際に私も書道家をしていると「きっと才能があったからでしょ」なんてしょっちゅう言われます。

 

これは完全に間違いかというとそうではなくて、多少のセンスみたいなものはあると思っています。

私は小学生の低学年の頃からいわゆる「街の書道教室」に通い、中学卒業まで続けました。そのあとは高校の部活動で少しだけ書道をして、大学は書道を専門的に学べるところを卒業しています。学生時代の様子はこんな感じでした↓

大学生活をふりかえり!
こんにちは、書道家の戸野大信です。作品を書いて個展をしています。「書道家」のwebサイトはこちらからご覧になってみてください。 さて、今回は私の母校、奈良教育大学の書道科についてです。 ここは全国...

 

この大学の書道の学部は1学年16人という非常に狭い世界です。その中で自分は入学当初実は全然上手くなかったです。上階生にはバケモノみたいに上手い人も居て、同回生をみてもずっと本格的に書道を続けている人も多数いました。

ですが講義の中で、文字には「美しく見える法則」というものが存在していて、それを習得していけば自然と整った文字を書くことができると知りました。

もちろん一筋縄ではいきませんが、誰でも字が上達するという所以はここにあります!

 

図形とバランス

漢字は画数の少ないものを除いて、基本的に文字と文字とを組み合わせてできています。

「星」を例に見ていきましょう!

この漢字は「日」と「生」の組み合わせからできています。

書き方はこちらの記事を参考にしてみてください!

星の書き方
書道家 戸野大信の個展 2025年3月20日(木・祝)~23日(日)詳細はこちらから↓ About me 書道家 戸野大信 2020年より書道家として活動を始め、作品を通して言葉の持つ力と その奥に在る愛...

 

まず「星」という漢字で目指すバランスの良い形は「台形」です!

文字の外枠を囲っていくとおおよそ台形になっています。

みなさん立っている自分を想像してみてください。片足で立つとふらふらしてしまいますが、両足をしっかりとついて足と足の感覚を空けるとどっしりと立つことができます。

漢字の場合も同じで、上部に対して下部の幅を出すことによって文字が安定します。

これを図形に分解するとこのようになります。

四角の箱型で表すと「日」に対して「生」の方が横長になっていることがわかりますね。

 

ここで押さえておきたいのが、「1文字の中で長くする点画は1本にする」ということです!

「星」の場合は最終画を1番長くすると良いです。

 

こうしたコツを押さえていくことで「整った文字」を書けるようになっていきます。

これを学校や教室で学べるかというと難しいところです。おおかた手本を右から左に移して、赤で添削されてを繰り返している場合が多いように思えます。これがみなさんが字が上達しなくて書くことが嫌いになってしまう理由です。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。このように文字にはバランスを取るための法則が存在します。これを覚えていくことが近道です。簡単にできるとは言いませんが誰でも整った文字を書けるようになります。

ブログで漢字の書き方を解説していますので、参考にしてみていただければと思います!

星の書き方
書道家 戸野大信の個展 2025年3月20日(木・祝)~23日(日)詳細はこちらから↓ About me 書道家 戸野大信 2020年より書道家として活動を始め、作品を通して言葉の持つ力と その奥に在る愛...