〜縁〜知ると面白い漢字の成り立ち講座

漢字の成り立ち

個展情報↓

3月に個展をします❗️
書道家の戸野大信です。ブログのプロフィールに上手くサイトのURLが表示されなくて、諦めましたところであります。わからんものはわからん!前向きにいきましょいう! さて、先日のブログで今年は11月に個展をしますと言...
〜漢字の成り立ち〜
漢字のルーツは紀元前1300年頃。占いの結果を亀の甲羅や獣の骨に刻んだ事が始まりだと言われています。時代の変遷、権力者による文字の統一、膨大な年月を経て様々に形を変え、今私たちが目にしている漢字があります。漢字の成り立ち、元々の意味を知って、「身近な言葉」に目を向けてみると面白いかもしれません。
https://taishinblog.com/2022/12/02/%ef%bc%95%e5%88%86%e3%81%a7%e3%82%8f%e3%81%8b%e3%82%8b%e6%bc%a2%e5%ad%97%e3%81%ae%e6%88%90%e3%82%8a%e7%ab%8b%e3%81%a1%ef%bc%81%e5%a7%8b%e3%81%be%e3%82%8a%e3%81%af%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e3%81%ae%e4%bc%9d/

 

今日の漢字は「縁」

縁起がいい、縁結びなど人と人を繋ぐイメージがありますね。さてどんな成り立ちがあるのか、早速みていきましょう!

 

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形声文字

もとの字は緣に作り、音は彖(タン)。

彖には、まるくふちをめぐるという意味があります。

元々の意味

縁は「へりかがり」とも読み、織物のへり飾りの意味として使われていました。

また「ふち・まわり」の意味にも用いられ、縁故(血縁などの関係によるつながり。また、人や事柄の相互のつながり)のように「つながり・ゆかり」の意味に用いられてきました。

 

縁のもとの音は「タン」で、王后や夫人の服を縁衣といいました。

 

まとめ

私は「縁」という言葉が好きで作品としてもよく書きます。彖が「ふちをめぐる」という意味があったように人や物事の縁はグルグルと回っているように思います。自分がした良いことも、悪いこともいずれは自分に返ってくるというのも納得です。

 

◯参考文献

・新訂字統 著者 白川静

・常用字解 著者 白川静