作品が額に入るまで。

活動

 

こんにちは、戸野大信です。大変ご無沙汰しております!!皆様お元気でしょうか。

 

ここ最近は個展の準備に奮闘しています。作品とPCを行ったり来たり。着々とイメージが形になってきました!!自分でもワクワクしています!作品はもちろんのこと、会場の空間も楽しんでいただけるものにしていきます。

詳細は近日公開します!!!

 

さて、今回の個展のテーマ「生きる」の作品たちを少しずつ額装に出しています。楽しくもあり、根気のいる作業です。ここで額装の流れを少しだけ。

 

額装の方法は大きく分けて2つ。

①既成の額をつかう。

②額を一からオーダする。

 

作品のイメージとどんぴしゃなものがあれば①でも良いのですが、なかなかそうはいきません。今回も額をオーダーしました。

 

でもね、これが大変な作業なんです。というのもめちゃめちゃ迷う!!!

まずは作品のマットから選んでいきます。

大量の布見本の中から作品を活かす色と風合いを探します。近頃は布の種類が減っています。生地を織るお店も数が減り職人さんも少なくなっているとのことで、寂しさを感じます。良いなと思う生地があっても既に廃番になっているものも少なくありません。培ってきた伝統芸術・技術の後継者が不足していることは日本社会全体に言えることですね。私1人の力ではどうする事もできませんが、こうした技術を作品に活かしていくことはできます。少しでも良い方向に向かっていけば嬉しいです。

少し脱線してしまいました。それでも巡り巡って最後には最高にピッタリなものになっていくところが額装の面白いところです!!!

 

後はこんな感じで木枠の色と素材、額の形も決めていきます。

冊子とサンプルを見ながら仕上がりをイメージします。額が仕上がって作品を見るまでは完成形がわかりません。納品されたものを見る瞬間が1番ドキドキします。楽しみでもあり、不安でもあります。

他にも決めることはありますが、ざっと額装についてでした。素敵な作品に仕上がっていることを願っています。