椅子に座って作品を見つめてもらいたいんです

活動

 

こんばんは、戸野大信です。

朝夕だいぶ涼しくなってきましたね。クーラーの出番もそろそろ終わりかな。汗かきの僕としては過ごしやすい季節がやってきました。と言っても真冬までは暑い言うてるんですけどね。笑

 

さてさて、個展開催がジリジリと近づいてきています。準備をしていてワクワクしている自分がいて、それと一緒に不安もやってきています。毎回そうなんですが、「個展がうまいこと行くかな〜」と思っております。

でも今回の個展が今までと違うところは、自信を持って自分史上過去最高の個展になっているということです!!

今振り返ると自分が放っていたメッセージはなんとなく、「自分がこうありたい」「こう思っていられたら良いよね」と言うものが多かったように思います。自分の思いや感じたことを表現してはいたんですがしっくりこないというか。自分ももがいていたというか。

個展「生きる」では、書道家戸野大信の「今」が作品に詰まっています。ポジティブな部分だけではなく、悩みや葛藤も隠さずに作品に注ぎました。なのでこれまでに比べてちょびっと暗い印象があるかもしれません。

 

でも、そんな部分を抱えて自分を許して歩んでいくことが「生きる」ことだと思います。

ぜひ会場で作品たちの豊かな「表情」を体感してください!!

個展「生きる」の詳細は→こちらから

 

 

前置きが長くなりました。ここからが本題です。

個展の会場で作品を鑑賞してもらう時に何か良い方法がないかなと考えていました。そこで海外に目を向けてみると、「そういえばおしゃれな会場には椅子が置いてあるな」と思ったんです。作品の前に、あるいは作品の在る空間の中に座って鑑賞する。作品と自分を照らし合わせたり、家の中に作品を置きことを想像しながらじっくり1人で鑑賞したり、愛する人と鑑賞したりする。とても素敵な空間と時間だなと思います。

「よし!椅子を探そう!!」と思い立ちまして、いろいろと調べていると生駒のお店を見つけました。

お店に着くとまだ開店していなくて外で待っているとハイエースがやってきて、降りてきたのは素敵な店員さん。もうこの時点でなんだかいい出会いがありそうな予感がしていた戸野です!

お店の中を見ていると、これが良いんですよ!家具たちの雰囲気がとてもいい!!個性もあるんだけど主張が強過ぎない。それでいて他とは確実に異なる風格を放っていました。

それでね、ある椅子が机の上に置かれていたんです。この子に惚れました。Instagramで事前に見てはいたんですが、現物はもう本当に素敵でして!!

背もたれの感じ、ハーフアームの出方、後ろから見ると足が内側に入っているこの美しさ。どうやらポーランドの有名な作家さんの作品らしく、聞けば聞くほど魅力が惹き出てきて。

 

わたくし、この椅子を購入させていただきました。もうね、最高です。

 

この椅子に座っていただいて、個展の際には作品の世界にどっぷり浸って、作品と見つめ合って欲しいなと思っています。どの作品の前にこの椅子が置いてあるのか、楽しみにしていていただければと思います!!

 

それでは今日はこのへんで。