デカいものって面白い!

活動

 

こんばんは。戸野大信です。朝に読んでいただいている皆様、おはようございます。

 

今日は「自分のやりたい作品を作る」ことについてお話ししたいと思います。終始自分の自己満足になっているかもしれませんが、良ければお付き合いください。

 

10月も中旬にはいってきました。個展の開催がじわりじわり確実に近づいてきています。僕自身、めちゃくちゃ楽しみです!今回できることは全てやり切ったので、どう結果が出るのかワクワクしています!といいつつも次回以降に向けた改善点も見つかったので今後に活かしていきます。

さて、昨日は今回の個展で最大サイズの作品を受け取りに行きました。僕の車ではもうどうしようもないので親に車を借りて、家と家を2往復。なかなか疲れました。片道1時間半くらいです。

お店に行っていざ作品を車に積んでみたんですが…。パンパンです。ギリギリ車に入ったという感じ。

「いや、これじゃ無理やん!」って。「運ぶの怖すぎるやん!」って。

運転していたらなんかダンボールから変な音がしてくる気がしてハラハラしながら自宅まで運びました。搬入搬出の際は親から車を借りる予定でしたがこれは断念。しっかりハイエースをレンタルすることになりました。

この作品は紙のサイズだけで70✖️180センチというサイズです。書道の「全紙」というサイズの紙を更に縦に伸ばしたものになります。ちなみに大学時代の卒業作品では今回の紙を2枚継いだものを二段にして、更に屏風にするというとんでもなくデカい作品を作りました。

縦2メートル、横3.6メートル

 

今回の作品サイズは、縦90センチ横220センチになりました。これだけ聞いてもピンとこないとですよね。畳を想像してもらうといいかもしれません。畳が85✖️170センチなので畳より更にデカい!家の壁に立てかけたんですが、デカすぎて笑っちゃいました。

そして本日いよいよ開封したんです。もう圧巻でした。昨日の疲れのまま開封していたらなんならちょっと泣いてたかも。と言うくらい本当にいいものができました。

大きい作品って実は難しいんです。まずそもそも字を大きく書くとアラが目立つので、大きいものを作る大前提として文字大きくしても「バランスの取れた文字を書く技術」が必要です。これは作品の勢いとはまた違っていて、ただデカい筆で墨をいっぱいつけたりカスレがあればいいと言うものではありません。デカくすれば技術も目立つものだと思います。

そしてリビングに作品を置いてみて、じーっくり眺めてみて、「なんだか書道家として自分の中の階段を一段登ったな。」という感覚になりました。人に見せられる作品・自信を持って自分がいいと思える作品を書ける様になったなって素直に思いました。そのことがなんだかとても嬉しかったです。これだったら眺めていられるなと。

 

今回の個展は自分が本当に自信を持って「良いな」と思えるものになっています。芸術やアートは「自分を映す鏡」だと先日何かで聞いて納得しました。逆に言うと全ての人にとって自分の人生や価値観と照らし合わせて100%良いなと思える作品は無いと言うことです。人それぞれに感性があって良いと思う作品が違っていて当たり前ということです。ご縁があって会場に足を運んでいただいた方々と作品たちに素敵な出会いがあることを願っていますし、僕自身もそれを楽しみにしています。

 

と言うことで本日は、どデカい作品を作ったけどそれがめちゃくちゃ良かった!というお話でした。笑

それではこの辺で。